
岡山県より福山ショールームにお越しくださったN様のお宅へのお届けです。旦那様は構造設計のお仕事をされており、敷地内には設計事務所と自宅がそれぞれ建っていました。
さっそくソファをお家の中に入れてみると、「お家に似合ってるわ。よかった。」と、ほっとした様子の奥様。実は張地の色で少し悩まれていたのです。木部がダークブラウンで統一されたクラシックなお部屋。MS136の落ち着いた色にリポーズのスタンダードなデザインが、ずっと前からそこにあったかのように溶け込んでいます。
■どうしてリポーズを選ばれたのですか?
『一目見て、「これがいい!」と思いました。座り心地も気に入っています。』

クラシックな雰囲気の室内は、奥様のこだわりが随所に感じられます。柱にタイルが張ってあり、ドアにはステンドガラス。ふと目にとまったのが、マホガニーの美しいピアノです。
奥様はコーヒーを入れながら、「私が子どものころ、両親に買ってもらったものなんです。どうしてもこのピアノが欲しかったので、貯めていたお年玉も出すからって頼んだんですよ。」と。

写真には写っていませんが、脚は猫足になっています。深いアメ色をしていて、ほんとに素敵でした。
他にも、リポーズと合わせているチェアは張替えをされています。「子どもが小さい時からのものなので、少し傷があるんですけどね」とお話しする奥様。きっと、過ごした時間と思い出が刻まれていて、とても大事にされているのだなと思います。
以前ご来店いただいた時に、「テレビボードも探しているけれど、気に入ったものが見つからず置けていないんです」と話されていました。
N様とお話していて、私は以前デンマークで聞いた話を思い出しました。「どうして日本の人は家具をいっぺんにそろえるの?気に入ったものを見つけるのには時間がかかるけど、デンマークはそうやってこれだと気に入ったものを少しずつ揃えていくんだよ」日本には、「婚礼家具」という古い慣わしがありますが、最近は1点1点吟味して本当に納得できたものを選ぶ人が増えているようにも感じます。
じっくり選んで、永く大切に使ってもらえる方にリポーズを選んでいただくことができて、とても幸せに感じました。
N様、ありがとうございました。