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パートナーインタビュー

INTERVIEW

時代に合わせて変革するメーカー

丸庄 代表取締役の酒見さん

家具の大生産地として知られる、福岡県大川市。丸庄は創立してからずっと、材料の加工 処理や製作技術の向上を目指してきました。ショールームには、ウォールナットやオークなどの無垢材を使った家具が並びます。滑らかな手触りと、美しい木目。MARUSHOは、お客様の住まいに息づく、本物の木で作られた家具を提案するブランドです。

丸庄にとっての心石工芸とは。代表取締役の酒見さんにお話を伺いました。

  • 丸庄 代表取締役の酒見さん

    婚礼家具が最も売れて、箪笥職人が最も尊敬される時代だった

    昔は、新婦側が洋服ダンスや衣装ダンスなど、婚礼家具を買い揃える習慣がありました。 国内家具で最も売上があったのは箪笥で、最も尊敬されていたのは箪笥職人でした。しかし、時代が進むにつれて、生活スタイルも大きく変わり、婚礼家具も徐々に姿を消していきました。売れるものを作らなければ、そう思って手がけたのがダイニングセットでした。

  • 工場内で作業する職人

    婚礼家具からダイニングセットへ、脱却と成長

    最初に作ったのは、脚と背が座に直角のシンプルな椅子でした。案の定、「小学生の工作 か!」とお客さんからツッコミされたのを覚えています。これではどうしようもないので、家具デザイナーの森宣雄さんに相談して図面を描いてもらい、ようやく椅子らしい椅子ができました。取引先のチラシのメインカットにも掲載され、家具店の一番いいところで展示されたこの椅子。実は初日に壊れてしまいました。箪笥職人が椅子を作る、というのは考えが少し甘かったようです。 当時、失敗も多かったですが、それでもめげずに改善に改善を重ねて、ダイニングセット も少しずつ売れるようになっていきました。

  • 美しく組まれた木のフレーム

    丸庄のフレームに、心石工芸のクッションのソファ

    ダイニングセットの次に取り組んだのが、ソファでした。最初は他でクッションを作って いたのですが、「もっと良いものを作ろう」と、森さんの紹介で心石工芸を知り、クッションの製造を依頼するようになりました。心石工芸と一緒につくった初めてのソファが「GEN」だったと覚えています。今では協同で開発したソファもすっかり増えて、毎月の心石工芸への支払いが悩みのタネです(笑)。 箪笥や棚などの箱物で培った技術を活かし、分解できて強度のある構造を突き詰めるといった、新しい挑戦をこれからも続けていきます。世の変化に合わせて、メーカーも変わらなければなりません。

  • 木の家具が並べられたショールーム

    安定して信頼できるモノを提供してくれる

    心石工芸は、社長自身が優しくて素直で、どんなときにでも上手くコミュニケーションできる人だと思っています。ソファづくりを中心とした実績があるので、技術的な要求に対しても素直に受け入れてくれるのはありがたいですね。社内の職人は年配だけでなく、若い人もたくさんいるので、事業の継続という面でも信頼しています。 何度か相談していますが、できればここ大川に工場を作って欲しいです(笑)。家具の大 生産地である大川を一緒に盛り上げたいなと。前向きに検討してくださいね。

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